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プロキャディ 小田美奈コラム
毎週月曜日更新

第71回 レーザー距離計

2008.3.10

2月22(金)縲鰀24日(日)東京ビッグサイト西棟において、今年もジャパンゴルフフェア2008が開催されました。
毎年そこでは多くのゴルフ関連会社が様々な趣向を凝らしたブースを展開し、ツアープロやコーチ等も参加してトークショーやレッスン会などのイベントが数多く行われ、今年注目の道具やウェアなどを見るために来た大勢のゴルファーで賑わいます。
そんなジャパンゴルフフェアに毎年出展するあるメーカーさんのブースに、2人のプロキャディが昨年に引き続きお手伝いに行きました。
「株式会社 ニコン」さんです。
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ゴルフフェアでのニコンさんのブースです。
正しい距離を教えてくれるレーザー距離計をプロキャディに提供してくださっていて、今回の主な出展もそのレーザー距離計です。
トーナメントの試合中については基本的にレーザーを使用することはできません。
試合中はもちろん自分の足での歩測になります。そのためにも、第2回の「コースチェック」でも書いたとおり、試合が始まる前のコースチェック時や練習ラウンドの中で、グリーンエッジやバンカー、ラフ、池といった様々な障害までの距離を調べておく必要があります。
その時にこのレーザーがとても必要になってくるのです。
しかも、昨年のフェアで初お目見えとなった「ニコンレーザー550AS」は、昨年の秋にプロキャディのたくさんの期待を背負ってとうとう発売されました。特に期待が高かった理由は、加わった新しい機能にあります。
その機能とは、目標物までの高低差を調べることができるようになったこと。
それにより、高度計などを別で持ち歩く必要がなくなった上に、目標物までの距離と高低差を同時に調べることができるのでコースレイアウトがより一層把握しやすくなりました。
最後は経験による判断になりますが、それでも着実にコースマネジメントが具体的かつ機械的に変わって行き、より一層高いレベルでのキャディの仕事ができるようになってきています。
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レーザー距離計が展示されています。う~ん格好良い!
レーザー距離計はコースを知るためだけの物ではありません。
自分の本当の飛距離を知るためにも、とても大事です。
練習場で表示されている距離が必ずしも正しいとは限らないのが現実。
コースに出てみたら飛距離が違ったということは多々あるはずです。それを自分の調子のせいばかりにしてしまうと、何が正しいのか分からなくなってしまうことも。
自分の飛距離を知って初めて、攻め方を考えるということが有効になり、面白くもなるものです。
単純に「格好良い」という理由で欲しくなってしまう私は、プロキャディ以前にゴルファーとしても少々距離感を間違えているみたいです。でも、欲しい!

 
次回更新予定:2008年3月17日

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