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毎週月曜日更新

第5回 女性キャディ

2006.12.4
前回、女性キャディの伊能さんを紹介したので、今回は女性キャディについ て書きたいと思います。
私が男子ツアーにフル参戦するようになった当初、女性プロキャディは私を 除いて2人しかいませんでした。それも、現在のようにフリーの形ではなく、選手と行動を共にするパターン 。キャディだけではなく、運転手や夕食時のお店の手配、ホテルの予約等をこなす場合もあったと思います。私もその頃は立山光広プロの専属であり、同じように選手と一緒の行動でした。私の場合はキャディ以外の仕事はあまりありませんでしたが…。

プロキャディそのものがあまり認知されていないこともあり、人数の少ない女性ともなると特に理解してもらえない状況でした。女性のキャディを連れていると、恋仲説が必ずと言っていいほどささやかれたものです。

ところが、変化は次の年にあらわれました。
女性キャディを特集するような新聞や雑誌が出てきたの です。
きっかけはおそらく、私の個人的な観点ですが、1人の女性キャディが前年のダンロップフェニックスで、 ジャンボさんのキャディをしたことが大きくTV、新聞等で報道されたことにあると思います。またその人はとっても美人さん。
キャディとは思えないスタイルで、実は私と同い年だったのですが、なぜこんなに違うのかと悲しくさせられてしまうほど。そりゃあ、プレス関係者がほっときません。
美人キャディとしてしばしば取り上げられていました。彼女はその年に引退してしまいましたが、その後女性キャディが注目されて、人数も次第に増えてきたのです。


当時の記事です。彼女はジャンボさんの後、直道プロのキャディもこなしました。


今現在、まだまだ多くはありませんが、初めの頃と比べるとずいぶん増えました。
女子ツアーにいる女性キャディのほうが圧倒的に多いですが、それはニーズの違いなのでしょう。女性キャディは軽量バッグと言う常識もいつしか消え、男性に混じって男子ロッカーで準備等をしたり、全国を車で移動したりと、そろそろ「女性」をつける必要が無くなって来たのでは? といった感じになってきましたが、私としては美人キャディと騒がれた彼女のように、男子ツアーに咲く力強い花であってほしいなと思います。

そう言う私も、女らしさというものを忘れていましたけど。
しかもこの まま思い出せそうにもありません。キャディ病でしょうか、困ったものです。
 
次回更新予定:2006年12月11日

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