キャディ同士とは、ライバル同士なのかもしれませんが、同じ職場で働くもの同士という感覚でとても仲が良いものです。
選手の成績次第では収入に大きな差があり、羨ましく思ったり嫉妬したりということもあるかもしれません。一人の選手を取り合うような形になってしまった場合に、牽制しあうようなこともあるかもしれません。
それでも全国各地を一緒に旅して働く者同士として、情報を交換し合い、協力し合って、時にはみんなで集まって話し合い、騒ぎ、楽しみ、優勝の時には最終ホールで迎えたり、お祝いをしたりと、良き戦友であることがほとんどです。
そんなキャディの上下関係は、キャディを何年してきたかということももちろんありますが、年齢と年数が比例していないことがほとんど。大学を卒業してそのままキャディになった人達は、大学生時の学年が大事なようですが基本的には年齢で決まります。
そうなると、同級生は自然と仲良くなるもの。
私の代は「使えない50年組」と言われて、先輩方から可愛がってもらっています。そんな50年組みの一人を紹介します。
生年月日… 1975年5月24日 血液型… A型
出身地… 神奈川県 現住地… 神奈川県
愛称… 淳ちゃん
キャディ歴… 10年
優勝回数… 1回 (アイフルカップ、高橋竜彦プロ)
主についた選手…黄玉珍プロ、坂上晴美プロ、高橋竜彦プロ、ジュリー呂プロ、岩田寛プロ
今年の選手…男子はいろいろです。女子は主に和田委世子プロ
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手前が関根君です。
奥のノリさんにピントが合ってしまっているように見えますが? |
キャディの際に心がけていること…
空気のような存在でいること。ラウンド中はでしゃばりすぎず、終わってみた
らみんなが"そういえばいたなぁ"というぐらいの存在であること。
今後の夢、目標…
変わった目標ですが未勝利の選手についてその選手の初優勝!と女子での優勝。
まだないから。
関根君は他のキャディから、「役所の人」とか「サラリーマン」と言われるように、真面目な印象の人。でも時折垣間見る本性のような部分は、やはりキャディの道を選んだだけあります。
不器用そうに見えるけど、優しくて、とても強い人。「使えない50年組」の中で最も‘使える’50年生です。
使えないなんて言わせないように頑張って!
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