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プロキャディ 小田美奈コラム
毎週月曜日更新

第85回 観戦レポート ~マンシングウェアオープンKSBカップ~

2008.6.16

レポートが遅くなってしまいましたが…。
ハニカミ王子という大スターを生んだ、岡山県にあります東児が丘マリンヒルズゴルフクラブに行ってまいりました!
日差しも強さを増し、選手キャディはもうすでに小麦色の肌。決勝の土曜日は雨ということで、予選の2日目である金曜日と最終日の日曜日の2日間観戦に行ってきました。
開催された東児が丘マリンヒルズゴルフクラブは、コースは短いけれどアップダウンが多く、戦略性に優れたコースです。全てのホールでティショットから考えさせられます。
観戦するのには少々アップダウンがきついので、 何箇所かに腰を落ち着けて多くの選手を見る方がお薦めのコースです。
私も5ホールほど歩きましたが、基本的にはクラブハウス周辺での観戦となりました。
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平日にもかかわらずたくさんのギャラリーが石川選手を囲んでいました。
注目の石川遼選手は、初日の6オーバーが響いて残念ながらの予選落ちとなりましたが、予選2日目には5アンダーを出すなど、大いに大会を盛り上げてくれました。
観客動員数も3万人をはるかに超えたようです。
しかも 、普段はなかなか目にしない光景を見ることが出来ました。
それは、クラブハウスから練習グリーンへ向かう通路の両脇にギャラリーの壁が出来上がり、その中を通っていく選手に歓声と拍手が贈られている光景。
声援を受けながら集中力をより一層高めていく選手達がいつも以上に輝いていくのが感じられました。
ギャラリー数が多いというのは、選手にとって、それ以上にトーナメントにとってとても素晴らしいことです。多くの人の気持ちが選手のプレーに集中することによって、選手の素晴らしいプレーが、ますます溢れるかの如く繰り広げられるようになるのです。
試合は、谷原秀人選手の逃げ切り優勝でした。
3日目終わって6打差あって余裕かと思わせましたが、谷原選手でもやはり「逃げ切る」というのはそう容易ではないようです。
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キャディ同士の夕食は、くつろぎの時間です。
さて、私ももちろん石川遼選手を見に行ってきました!
緊張感のある良い表情をしてクラブハウスを出て行く姿、丁寧に頭を下げる様子、照れくさそうな笑顔、爽やかさ。そして、ゴルフの豪快さ、強さ。
多くのギャラリーを引きつれ、多くのプレス関係者を従えて颯爽とスタートして行きました。
注目されることのありがたさと大変さのバランスをとるのは難しいと思いますが、本当にこれからが楽しみだし、頑張って欲しいですね。
スター選手が生まれる時というのは、どんなタイミングでどんな条件が必要なのか全くわかりませんが、間違いないことはそこにギャラリーの方々がいるということ。
キャディだって応援されれば実力以上の仕事が出来てしまうかもしれません。
そんなキャディたちとギャラリーを終えた後にいつもお世話になっている方に誘っていただいて食事に行きました。コースでの緊張感を忘れるホッとする時間です。
キャディもまだまだ紹介していきたいと思います。
岡山からでした。
 
次回更新予定:2008年6月23日

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