最近、スポンサーをつけているキャディが目立つようになりました。 私 も2004年から関西に本社のある「がんこフードサービス」さんにお世話になりました。 キャディの先輩に紹介していただいたのですが、どういった形でスポンサーさんがつくかは本当にそれぞれ違うようです。
私にとっての「がんこ」さんは、初めてのスポンサーさんであり、ゴルフ業 界以外では女性のプロキャディの認知度などは皆無に等しい状況での契約でしたので、実はプレッシャーを感じていました。しかもその年は私にとって1番露出度が高かった年。
「‘がんこ’頑張れ!」と応援していただいた事も多く、小田美奈=「がんこ」というイメージが定着したことで、「がんこ」さんのイメージとは?を常に考えて行動することが求められました。キャディを応援してくださる「がんこ」さんの為に私が出来ることとは?その責任感みたいなものが、ただただ大好きでキャディをしていた私にとってとても良かったのかもしれません。その年はとても良い1年になりました。
しかし不思議なことに、今年は私以外にもスポットで2人被りましたが、どちらも好成績。 「がんこ」 さんのバイザーには何かラッキーがあるのかも?と今でも密かにバイザーをお守りにしています。 そして、「トライサーブ」さん。 基本的には関東の試合で、一試合幾らという形で応援していただきましたが、こちらのワッペンをつけた時の勝率が8割。これも不思議な話。 私にとってスポンサーさんは、幸運の神 様なのかもしれません。
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記念のがんこバイザーです。左は2004年の4回の優勝時のもの。右は2006年のW杯時のもの です。
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自分の話ばかりになってしまったので戻します。 関東の試合で「東京電 力」さんが多くのキャディのスポンサーさんになってくださっているように、キャディ一人に対してではなく、宣伝したい地域での試合で複数のキャディにという形も最近見かけるようになりました。 キャディが広告媒体として定着する時代はもう少し先のことになりそうなので、現状ではスポンサーさんがついてくださることはキャディにとって本当にありがたいこと。 前々回の話を読んでいただくだけでも、そのありがたみがいか程かを容易に想像していただけるでしょう。
海外では、1日もしくは1試合幾らという形で帽子広告できる試合があるよう です。 それだけプロキャディが広告媒体として認められているということなのでしょう。 日本のプロキャディがそこに行き着くために、より一層魅力的なツアーに、そしてその中で必要とされるキャディになっていくことが求められている時期が今なのでは。 頑張らなければいけませんね。
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