コースマネジメントの話ではなく、どうクラブを選ぶかという部分だけに焦 点を当ててみたいと思います。
アマチュアさんに多いのが、ランも含めた距離をそのクラブの飛距離と思っ ていること。 その問題点は、地面の硬さに対応できないことや、攻め方が曖昧になってしまうなどの点です。ランの部分はキャリー以上にコースの状況によって大きく左右されるものですから、「地面が柔らかいと転がらない=飛ばない」といった様に安易に考えてしまうことはとても危険です。まず全てのクラブのキャリーの距離を知りましょう。 そうすることによって、バンカーや池といった障害等を高い確率で超えていくクラブはどれか判別でき、越えるのか避けるのかを決めやすくなります。
だからといって、ランを無視するわけではありません。 練習ラウンド中 のチェック項目の中で、地面の硬さを知ることは大事な項目の1つ。 何番のクラブで打って、何ヤードキャリーして、何ヤード転がったかを全ショット測り、メモします。コース全体だけではなく、各ホールの転がり方まで調べておけば、例えば日がなかなか当たらないグリーンや、ホールによって標高差がある場合や、見えない傾斜などにだまされる事無く、対応できるのです。
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この選手と番手で意見が食い違った時、ジャンケンで決めたことがあります。結果は…完璧でした( 汗 |
あとは、その日のコンディションで飛距離がどう変わるかを知ることです。 冬はボールが飛ばないとよく言われていますが、その代わりに地面が硬くなるので、ランは出やすくなり ます。 高地は飛びますが、海風の様な重い風の吹くコースでは飛びません。 フォローなら転がり易く、アゲンストは転がりにくい。 前日が雨ならランが出ない、風が吹けば乾いてランが出やすくなる、等の状況を知っておけば、わざわざコースチェックをしなくても、最初の数ホールで大体の飛距離の予測をつけることができますね。
それでは、自分のゴルフはどうなのかというと、プロキャディの中でも1,2を争う下手さの私は(ダン トツの1位のような気もしますが)、冬場の試合の無い時期にしかゴルフができないので、基本的にバンカー も池も避けに避けて、転がしまくっています。 大事なのは目線以上に球をあげない。 冬場は転がるのでその方がよく飛ぶし、風にも影響されず、周りに迷惑をかけない程度にはまわれるのではないかと思っています。 まるで距離のあるゲートボール。いいスコアは期待できませんけどね。
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