今週、ワールドカップ女子ゴルフが開催されます。
場所は去年と同じ南 アフリカのゲーリープレーヤーカントリークラブ　サンシティです。

サンシティはヨハネスブルグから北西へ130キロ程車で走った所にある高級リゾート地。
その広大な敷地の中にはゴルフ場以外にもホテルやカジノ、サファリ、バーベキュー場、スポーツジムなど様々な施設があります。
治安の悪い場所と言われていますが、サンシティの柵さえ越えなければ優雅な観光地です。ホテルも豪華で、レストランもその敷地内に数種類あり、全く飽きさせません。
盛大なパーティが行われ、試合が終わったらバーベキューも用意され、サファリにも案内されました。もちろん全て満喫させていただきました。
南アフリカといえば！を全て味わえるようなとても満足な1週間でし た。
問題があったとすれば、ホテルの部屋の窓を開けておくと、サルが入ってきてお菓子等を盗んでいってしまう事と、選手より一足先現地入りするため、香港まで一人で行き、そこでメーカーの人と合流するはずだったのですが、お互い香港までの飛行機が遅れて待ち合わせできず、少々焦った事。偶然日本から同じヨハネスブルグ行に乗り換える様な会話をしている会社員風な方々いらっしゃったので、そっとついて行って事なきを得ましたが、初体験だけに緊張した事を憶えています。

ところで、優勝した第1回は違う場所で行われたのですが、第2回とは全く雰 囲気が違いました。第1回の会場はヨハネスブルグで飛行機を乗り継ぎ、ジョージという空港からまたしばら く車で走った場所にありました。
外の景色はサンシティと比べると危ないというより、何も無いといった感じ。
それでもゴルフ場に入るゲートには金属探知機が置かれ、大きな銃を持った警官が数人待機していました。しかしその中は、ゴルフ場の周りに別荘が立ち並んでいるといった雰囲気の施設で、その内の一軒を借りて選手やマネージャーさん達と1週間を過ごしました。
ホテルのようなものは無く、レストランもク ラブハウス内に１つと、外に２つあるだけ。
ゴルフ以外の時間は部屋で日本から借りてきたDVDを見たり 、スポーツジムに行ったりと、のんびりとした時間を過ごすことができました。
選手と合宿の様なこういった状況はなかなか味わえないし、初めての南アフリカで、しかも優勝。日本で大騒ぎになっていることも知らず、リビングで静かに祝ったあの時間が、私にとってかけがえの無い経験であり、素晴らしい思い出でもあります。
さてその素晴らしい優勝シーン、私の選手があっさりとパットを沈めてくれて、残すはチームメイトのウィニングパットという時、私が考えていた事は…「旗は縦に半分か、横に半分か。」「金具でピンに付けられているので、取れないのではないか？」
そんな風に旗の心配ばかりしていましたが、いざパットが入ったら、押し寄せる安堵感と心地よい疲労感にすっかり旗の事を忘れ、結局貰ってくること自体を忘れてしまったのでした。

今年もその時期がやってきました。ぜひとも盛り上げてほしいですね。
大先輩もキャディとして参戦しているので、寝不足は辛いですが、応援します！！