荷物というのは不思議なことに、毎週毎週持ち歩いていると増えていくものではありませんか? 私の 場合は、着替えの鞄よりもキャディの道具を入れた鞄が年々大きくなっていきました。特別これがキャディ道具! というものはありません。 ゴルフウェアさえあれば、キャディはできます。 初心者の頃はキャディ用の鞄というもの自体持ち歩いていなかったように思います。
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気付けば、帽子とつなぎのコレクションが出来上がりました |
そこで、何から増えていったのかを考えてみました。 これは私の場合で すが、他のキャディも順番は違っても、そこまで大きくは変わらないと思います。
まず、増えた物は靴です。 しかも、天候が悪かったり、朝露で芝生が濡れていたりすると、靴はすぐに傷むので、キャディ専用の靴というのがどうしても必要になります。靴はかさばるので、コースに置いてホテルに帰る事がほとんど。その為、靴を入れるケース(私の場合はただの巾着袋でした)が最初のキャディ道具鞄と言えます。
次に帽子。 スポンサーが決まっていれば、数は少なくて済みますが、数年前は選手の契約しているメーカーに合わせて変えていたので、多い時で4、5種類のバイザーと帽子が必要でした。 私の場合はキャディ中に「つなぎ」も着用するので、多い時は全部で10枚弱のつなぎと15個前後の帽子とサンバイザーを持ち歩いていました。もちろんレインウェアも数種類。 その頃から3、4泊できそうな鞄がキャディ用になったのだと思います。
女子ツアーにも年に数回行くようになってからは、目土袋と目土用のシャベル(最近はペットボトルや蓋つきの空き缶を代用)、雨用のタオルも常備するようになりました。 その他には、私が個人的にこだわっていたキャディバック用の雨カバーが2種類。 使い捨ての簡易カバーを持ち歩いてい るキャディは少なくありませんが、しっかりとした形のカバーを持ち歩いていたのは私ぐらいだと思います。使いやすさに差があって、どうしてもここのメーカーのというこだわりの為に、鞄はますます大きくなってしまいました。
後は細かい物。 傾斜を測定する道具、メモカバー、コースチェック用のボール数個、携帯灰皿も持ち歩いています。つなぎ用のベルトは服装によって変えたくなるので、本数は徐々に増えます。 気候に合わせて着まわせるように、ウィンドブレーカーやベスト、インナーなども常にコースに置いておける様にキャディ鞄の中に入れておきました。
足りないよりは…という気持ちが徐々に物を増やしていき、気づけば持ち運 びが厳しい程に膨れ上がっていました。毎週、宅急便で会場から会場へ運ばれるキャディ鞄。お陰で距離測定用のレーザーは、壊れないようにいつも持ち歩いている貴重品鞄の中に移動。その内、貴重品鞄も壊したくないキャディ道具が増えていき、大きさを増していくのかもしれません。 ゴルフウェアさえあればキャディすることができるはずなのに…、不思議なことです。
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