昨年末に開催されたHitachi 3tours Championship 2009。 男子、女子、シニアの3つのツアーで争われたこの大会。 優勝したのはシニアツアーでした。 5年目にして栄冠を手に入れたシニアツアーでしたが、まさに今の元気なシニア世代を象徴するかのような優勝でした。 出場したのは、中嶋常幸プロ、尾崎建夫プロ、室田淳プロ、渡辺司プロ、飯合肇プロの5選手。ギャラリーに対するサービス精神も豊富で、会話もユーモアが溢れていました。そして何といっても、その体格の良さ。
この世代のプロの方は体の大きい選手が多いですね。そして、圧倒的な存在感があります。 この世代の方々とラウンドしていた時、ピンフラッグが外れていてそれを直そうとしていたら「壊すなよー。」と茶化されながらグリーン上で囲まれたことがあるのですが、大きな壁に囲まれてしまった気分でした。 囲んでいた選手も、「小さい子をいじめているみたいだな。」と笑っておられました。私は決して小さい方ではないのですが。 3ツアーズでも、男子ツアーの5選手と比べて渡辺プロを除いた4選手は体格が特に大きく、飛距離に関しても全く引けをとりません。ティーグラウンドが男子ツアーより前であることが不思議に感じるほどです。 そして、その体格以上に大きい存在感。雰囲気というか、オーラというか、持っている空気が大きく、圧倒されてしまいそうになります。
私自身、シニアツアーを観戦したことは無く、キャディも10年以上前にアルバイトで1度しただけ。しかし、その時でさえ男子ツアーとは違った面白さを感じたものでした。 それから月日が流れて、男子ツアーの中心で暴れまわっていたプロの方々が年々シニア入りしているのですから、面白さが増していくのは頷けます。 しかも、前回の「時の流れ」で世代交代について触れましたが、その世代交代の波にもまれながら若い世代の中に混じって優勝争いを繰り広げるようなプロが、今まさにシニアツアーを盛り上げているのですから、ツアーが年々元気になっていくのは当然のことですね。
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シニアツアーは前途洋々。一度ギャラリーしに行ってみたいものです。
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さて、そんなシニアツアーに今年もまた新しい顔ぶれが参入していくことになります。 昭和34年組の注目は、大型プレーヤーの加瀬秀樹プロ、高見和宏プロ、そして小粒でもピリリと辛い芹澤信雄プロ、真板潔プロ。 まだまだ男子のレギュラーツアーでもその存在感を光らせているような選手が新たに加わり、シニアツアーはより一層の輝きを見せることになりそうです。
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