試合中、選手やキャディが何かを食べている姿を見たことがあるでしょうか。 男子ツアーの場合、ハ ーフターンの休憩が無く、18ホールを続けて回ることがほとんどなので、ラウンド中の栄養補給は欠かせません。 女子の場合は、予選の時は30分程のハーフターンの時間があるので、その間にロッカールームで用意をしておいたパンなどをほおばり、ハーフターンの無くなる決勝には、男子と同じようにラウンド中に何かを口にします。 もちろん、お腹いっぱい食べるのではなく、何かをつまむといった軽い食事のことなので、ここでは「おやつ」と表現しました。
ラウンド中の栄養補給には、集中力を高めるためや、疲れにくくするためなど、色々な理由が考えられますが、空腹感による集中力不足を避ける事が一番の狙いではないかと思います。 ハーフターン前後に食べる事が多いように思いますが、集中力の切れてきそうな後半ハーフの2、3ホール目に食べたり、流れが悪くなってきた時に気分転換の意味も込めて食べてみたり、ティグランドで待ち時間がある時に流れを切らさないようにするために食べたりと、選手によって状況によって様々なおやつタイムがあります。 緊張をほぐすために、何かを口にするという場合もあり得ますね。
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食べているのは、藍ちゃんママ手作りのサーターアン ダギー。 普段は菓子パン、バナナ等様々です。 |
おやつを食べるという行為そのものは、ハーフターンがある女子の方が定着していました。試合の日の朝、ホテルの近くやコース近くのコンビニエンスストアに立ち寄ると、今日のおやつは…と買い物している選手を見かけることができます。 もちろん、必ずしも何かを食べるといったわけではありません。 男子ツアーではその効果が知られ始めたここ数年で見られるようになった光景であり、今でも何も口にしないでラウンドを終える選手は少なくありません。 ラウンドにかかる時間が女子に比べて短いので、午前中の内にラウンドが終わってしまうから、もしくは午後の1時過ぎのスタートだからといった場合、食べる 効果が期待できなければ、その必要性は全く無いということになります。
さて、キャディとして気になるところは、そのおやつの重さや大きさ等、持ち運びの便利さですが、最近はスティック型やゼリータイプなど、持ち運びや捨てるのにも便利な物を常備する事が多いようです。そのためキャディも、選手の分だけで無く、自分の分まで用意するようになってきました。ちなみに私のお気に入りはチョコレート。 普段甘いものは食べないのですが、チョコレートを食べると、疲れが薄れ、集中力が増すと言われ、実際そのような効果があるような気がしています。
スコアの事も考えるなら、ハーフターンは必ずビール!ではなく、時間やプレーの内容を見て、昼食を変えてみるというのはいかがでしょうか? 焼酎の方がビールより酔いが早くて抜けも早いとか…、そういう問題では無く、その時の自分にあった状況で食べる事を考えてみるというのも面白いものです。 |