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プロキャディ 小田美奈コラム
毎週月曜日更新

第169回 イメージ

2010.1.25

今回の話は、前回の記事とも大きく関係する内容になります。
さて、皆さんはアドレスに入る前やスイングを始める前にしっかりと球筋をイメージしていますか?またはイメージしようと努力していますか?

目の前のボールをただ打って、歩いて、打って、歩いて、カップに入れて…といった感じでゴルフをされている方もいらっしゃると思います。
ボールに当てることだけで精一杯の初心者の頃は特にそういった状況になってしまいがちです。前の組との間が開いてしまった時などに焦ってしまいがちな人にもよくありそうですね。
しかし、せっかくのラウンド。コースマネジメントをするにしてもしないにしても、1打1打をどんな球筋でどこに打っていきたいのかをイメージして、丁寧にプレーしたいものです。
イメージすることが大事というのは、決してゴルフに限った話ではありません。
他のスポーツでも同じようにその大切さは言われているし、イメージトレーニングについてはもうその重要性を疑う余地も無いほどに定着してきています。
ティーグラウンドに立ったら、まずはどこにどんな球筋で打っていくかをイメージ
ティーグラウンドに立ったら、
まずはどこにどんな球筋で打っていくかをイメージ します。
良いショット、良いパットのイメージが湧かないままその動作に入ってしまった時というのは、良い結果に結び付かないということがほとんどではないでしょうか。
悪いイメージばかりが思い浮かばれる時は、えてしてその通りの結果になるか、もしくは逆のミスを犯すといったことが多いと思います。
例えば、「あの池、嫌だな。」「あのバンカーには入れたくないな。」「あそこのOB、気になるな。」といった思いに駆られてしまったとき、それに対して何の対策もとらないまま漠然とプレーしてしまうと、なぜかその通りの結果になってしまうということがあると思います。
または、「打ちすぎてしまいそうだ。」と思ってかえってひどくショートしてしまったり、ダフりそうだと思ってトップしてしまったりといったように、逆のミスにつながってしまうこともあると思います。
その点についてはプロも同様です。
悪いイメージがぬぐえない時などは、クラブを持ちかえたり、攻め方を変えてみたりと様々な方法でイメージを変えていく必要があります。
2日連続で同じラフにつかまってしまったティーショットなどでは、明らかに日々悪いイメージが強くなってきますから何らかの対策を講じるべきですし、しっかりイメージできていたのに雑音などでそのイメージが消えてしまった時は、一呼吸置くことが大事です。
ターゲットに向かって綺麗な球筋を空に描いて伸びていくボールのイメージ。
パターから離れてライン上を滑らかに転がっていき、カップに吸い込まれていくボールのイメージ。
そして、勝利した自分自身のイメージ。
そういったイメージが自信を確固たるものとしてくれて、その自信が淀みないプレーにつながっていくのだと思います。
ところで、イメージしたラインには色があると聞いたことがあります。
白と言う人もいますし、黄色と言う人もいました。ちなみに私は白でした。
あなたのイメージしたラインは何色ですか?
ぜひ、頭の中で綺麗な色のラインを描いてみてください。
 
次回更新予定:2010年2月1日

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