年末年始はゴルフ!という方もいらっしゃることでしょう。 プロキャディが個人的にゴルフをする時は、セルフプレーでラウンドすることがほとんどです。試合が近くなってくると、カートを使わずに体力向上のため自ら担いでラウンドすることもあります。 最近ではキャディさんの少ないゴルフ場もあって、セルフプレーを推奨している所も少なくないので、セルフプレーを経験されている方は多いと思います。 そこで今回の話は、皆さん既にご存知かもしれませんが、セルフプレーでちょっと楽に回れるコツみたいなものについてです。
まず、セルフプレーで一番問題なのはプレーの早さです。 所要時間の大体の目安としてハーフ2時間とか2時間半とよく言われますが、他のお客さんが多い時などにはその時間内にラウンドを終えることは無理という場合があります。 そんな場合は前後との間隔をプレー速度の目安とします。 前の組に詰めすぎず空けすぎずにまわることがとても大事です。後ろの組が打てる状況を早めに作るということも大事です。
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カートに乗せる時に、上手な人のを内側、 初心者は外側にしておくだけでもちょっと楽です。 |
前の組との間隔は、当然のことですが球が確実に届かない距離です。 前の組のプレーヤーがセカンドを打ち終わったからすぐ打って良いというものではありません。打球事故を防ぐためにもある程度の間隔を常に保つようにします。 そのためにも、自分のおおよその飛距離というのを知っておきたいところですが、自分の組のプレーヤーの中で明らかに飛距離に差がある場合は、スコア順にこだわらずに飛ばない人から打たせるということも大事です。 飛距離の無い人は、セカンドショットも初めに打つ場合が多く、その時使うクラブもある程度決まっているので、自分がティショットを打ち終わった時点で他の人が打っている間などに次に使うと思われるクラブを数本用意しておくとスムーズに次の行動に入れます。 前の組がグリーンにいる場合などには、グリーンに届かないクラブでも近くまで行くことがわかっている時は待ちましょう。 ボールが地面に落ちる音は意外に聞こえるものだし、それがプレッシャーなってしまう場合もあります。 これは、プロの試合時にも結構気を使うことで、ギャラリーの多い選手の場合は特に考慮しなければなりません。その選手がグリーンに届かないからといって打ってしまうと、前の組がプレーしているグリーンにギャラリーが移動して行ってしまうので、その足音などが迷惑になります。ギャラリーの多い選手は前との間隔をいつもより大きめに空けます。
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ギャラリーはボールと共に動くものと思っていないと、 前の組にも自分の組にも迷惑をかけてしまうことがあります。 |
逆に前の組に離されないようにするためにどうするか。 乗用カートの場合、運転は基本的に一番飛んだ人、もしくはカート方向にボールが行った人がします。 クラブは数本持って。グリーンに早く乗った人がカートを次のホールに近いところまで運び、全員分のパターとボールを拭くタオルを持って行く。 そして、なにより一番大事なことは「走る」ということ。 初心者のラウンドはマラソンの様だと思って欲しいですね。私も3、4本のクラブを持ってコース内をいつも走っていました。走りたくないから上手くなりたいと思って練習していたものです。
気の合う仲間と水入らずのラウンドというのもたまには良いもの。 前後との間隔を保って、楽しくラウンドしてください! |