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プロキャディ 小田美奈コラム
毎週月曜日更新

第58回 裏技

2007.12.10

キャディの仕事にも、裏技、便利ツールといったものがあります。
今回はキャディ以外の人が読んでも、「ふ縲怩B」で終わってしまいそうな裏技のお話。

まず、クラブ磨き。
クラブ磨きはキャディにとっては当然のお仕事。
しかし、土って案外落ちにくいものです。バンカーの砂なども然り。
それを落とすためにブラシを持っているキャディは少なくありません。
ブラシも、普通の歯ブラシを使う人から、水が一緒に出てくるものを使う人など様々。
私の場合は、ブラシは持たずにタオルだけで磨きます。しっかりと濡れているタオルなら、ブラシが無くても落ちるからです。
汚れがひどい場合は芝に軽くこすりつけて落としてから拭けば簡単。それでも落ちない場合は、ティでちょいちょいと落とします。その代わり、タオルが必ず濡れていないとならないので、お水は常に持っています。
雨の日や芝生がまだ濡れている時間帯は、芝生にクラブを軽く滑らせれば綺麗になってくれるので、グリップを拭くタオルさえ持っていれば十分。大きなタオルは雨を吸って重くなってしまうので、天気の良い日以外はキャディバッグにしまっておくのが私スタイルです。
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ボトルの部分を押すと、ブラシの部分から水が出る仕掛けになっています。
次に、そんなブラシといった良く使う道具のしまう場所について。
首からさげる携帯電話のストラップのように、ボールペンやブラシといったものをさげるキャディは少なくありません。首からでなくても、腰に引っ掛けたりキャディバッグに付けておいたり、すぐに使いたいものは手がすぐ届く場所に置いておきたいもの。工夫は人それぞれです。
私はというと、あまりさげたりせずポケットに何でも入れておくタイプです。入れておく場所は決まっていて、ポンチョの右ポケットに小さいタオル、左のポケットにメモと鉛筆、ズボンの右ポケットに新しいボール、左のポケットに使用済みボールとゴミといった感じです。
目土の袋は灰皿として利用も出来ますが、携帯灰皿の普及や喫煙する選手が減っていることもあり、目土を入れる以外に利用価値が無くなってしまったので、最近は目土がこぼれないようにペットボトルぐらいの大きさの缶などに入れて、キャディバッグに入れておきます。それなら直接缶から目土することができるのでスコップも必要が無くなり、とても便利です。
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普段はこのサイズのタオルが主流。

こういった裏技的なものは、自分が編み出したものよりも、他のキャディがやっていたのを見て真似をして、自分なりにやりやすい方法を見出していく場合がほとんど。
なんでもそういったことに気づいて始める人はすごい!と感心しつつ、すぐに真似させてもらっちゃいます。
真似でもなんでも上手く取り入れて、自分にあった方法で少しでも手際よく仕事をしたいものです。


やはり、「ふ縲怩vといった感じでしょうか?

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雨の日や地面が濡れている日は、このサイズで十分。
 
次回更新予定:2007年12月17日

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