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プロキャディ 小田美奈コラム
毎週月曜日更新

第56回 ツアー終了

2007.11.26

昨日で今季の女子ツアーは終了。
男子ツアーも今週の「日本シリーズJTカップ」で、全ての日程が終了します。
あとは「3TOURS CHAMPIONSHIP2007 IMPACT!」のみで全日程が終了。今週が終われば、大多数の選手がオフに入ります。開幕してからここまで、気づけばあっという間ですね。そしてまたオフシーズンに入ります。
その前に、最後の一騒ぎをこの大会でしてもらいましょう。

さて、この日本シリーズという大会は、今年最後の大会でありながら、最後の公式戦であり、今年度の優勝者と賞金ランキング25位までの選手しか出ることができないという大会。見所はもちろん賞金王争いです。
この大会、出場選手も少なく予選落ちも無いので、コースの難しさを除けばキャディにとってはご褒美のような大会と言うことができます。賞金王争いの渦中にいれば、そんな呑気なことは言っていられないでしょうけれども、この段階で賞金王争いに加わっている選手はほんの一握り。公式戦優勝の大きなチャンスであり、いつもよりも期待の大きい大会となります。
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男子ツアーは夫婦合わせても4勝しかしていないのに、
我が家には日本シリーズのポンチョが6枚あります。謎です。
そしてキャディにとってのこの大会ならではのものがあります。それを楽しみにしているキャディもいる程です。
それは、選手の名前が刺繍されたポンチョ。
普段のポンチョは、使い回しができるように名前の部分がマジックテープで付けられていますが、この試合だけは綺麗に刺繍されていて、使い回しができません。
まさに「Myポンチョ」と言うことができます。
女子のワールドカップで、ポンチョに名前が印刷されていたことを憶えていますが、それ以外に名前の部分が取ることができないポンチョはありませんでした。
その年の30人程のキャディしか付けられないポンチョと考えると、やはりこれを付ける時は優越感のようなものを感じます。
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刺繍された名前。綺麗でしょ!?

選ばれし者たちが競い合うこの大会とは対照的に、この週は来年度のツアー出場権を賭けたクォリファイングトーナメントが茨城で実施されます。
今年の1番を狙う選手たちがいる一方で、既に来年の運命を左右する大事な大会に挑んでいる選手たちがいることは、少々皮肉にも思われます。
キャディにとって日本シリーズでキャディができるということは、今年という1年が良い年であったことの象徴なのかもしれません。

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普通はこういった貼るタイプのものです。これは、許可をいただいて持って帰ったものです。
 
次回更新予定:2007年12月3日

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