あけましておめでとうございます! 今年も皆様にとってより良き一年でありますよう、お祈り申し上げます。
開幕戦はまだまだ先なんて言っていても、あっという間に開幕してしまうものですが、それでも今プロキャディはツアーから離れてそれぞれのお正月を過ごしているはずです。 ツアー中は毎日のように顔を合わせていたのが、オフになれば電話で近況を報告しあったり、住んでいる所が近くであればゴルフしに行ったりする程度になります。 最終戦が近くなってくると試合の度に、プロキャディたちは面子を変えながらも忘年会、お別れ会、慰労会と様々に名前を変えて集まるようになり、そしてオフに入れば各地方に散り散りになってしまうので、新年会というものも無く、一気に静かになってしまいます。
しかし、水面下では色々な動きがあって、年が明ける頃には静けさの中にもざわざわとした慌ただしさがやってきます。なぜなら、今年のトーナメントスケジュールも決まり、どのキャディがどの選手につくかという情報が入ってくるからです。 そういった情報は、宿の予約や移動手段の手配のためにキャディ同士で電話しあっているうちに自然と伝わってくるもの。その情報を元に自分も選手を探すので、連絡を取り合うことは大事な仕事と言うことができます。 プロキャディをやめて新しい職に就く人も出てきます。 寂しい話ですが、体力勝負のこの仕事、毎年辞めるプロキャディが数名いることは仕方の無いことなのでしょう。 体力の限界を感じるもの、安定した収入を求めるもの、理由は様々に見えますが根本はやはりプロキャディの地位や認知度の低さと、横の繋がりの希薄さといったところでしょうか。徐々に改善されてきてはいるものの、まだまだ安心して働ける職業では無いことは確かです。
|
笑顔で働くプロキャディ宮川君。 遊んでいるようにも見える??? |
さて、本格的に体力づくりも始まりますが、大多数のキャディがその合間にアルバイトをします。ゴルフ場のキャディバイトをする人が多いようですが、テレビのゴルフ番組のキャディをしたり、雑誌の取材を受けたりといった単発の仕事もあります。 キャディからちょっと離れてプロアマのお手伝いという仕事もあります。ゴルフとは全く関係の無い短期のアルバイトをする人もいます。
そうこうしている内に、海外の試合が始まってくるのでゆっくりできるのは年始まで。 まだまだ寒さが続くし、もう少し冬眠していたいところですが、今年もはりきってまいりたいと思います。
|