今週末、とうとう待ちに待った男子ツアーの開幕です。
女子ツアーに遅れること1ヶ月以上。ここ数年の女子の盛り上がりに少々隠れてしまいがちだった男子ツアーですが、昨年に石川遼プロというスターも誕生し、結果的に今年の試合数は1試合増。既に開幕し注目を浴びている女子ツアーに対抗して、パワフルなゴルフを見せてもらいましょう!
開幕から気になるところは、選手それぞれの使用クラブやボール、ウェアなどです。
そんな道具類をチェックすることが仕事という方々がいます。
全試合の初日のティグラウンドで全ての選手のそういった道具類がどこのメーカーの何かチェックします。おそらく、様々なメーカーさんから委託されて行われているものだと思いますが、朝のティグラウンドで必ずキャディはその方と挨拶を交わし、道具類に変更が無いかを確認します。あくまでもチェックであって、ルールの適合基準や反則の物を見つけるためのものではないので、お互いとても気楽な感じです。
ただ開幕となると、前回までの資料というのがほとんど無いので、その方は大忙しです。
ドライバーのヘッドは何でシャフトは何で、ボールは何でスパイクは縲恂X子は縲怐cと、キャディがティグラウンドにスタンバイしてからスタートまでのわずか10分弱の間に隅々までチェックします。
開幕戦のティグラウンドでキャディバッグを覗き込みながら忙しそうにペンを走らせている人を見かけたら、その人だと思ってください。
ただ、声はかけないであげてくださいね。
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ツアーの練習場は毎週試打会が行われているようなものです。羨ましいですよね。 |
さて、その方達とはまた別に、選手キャディも個人的にまわりの契約状況が気になるところだったりもします。
ウェアや所属先などの契約は、石川遼プロのニュースでも分かるように、年末、もしくは年始には大体決まってきていることがほとんどです。
今年用のクラブというのは、メーカーさんにもよりますが、開幕前の調整段階での試合に合わせる形で出来上がってきます。
オフの間に選手の体や様々な動きの測定を行い、それに合わせたものが出来上がってきます。ただどうしても、寒い時期から暑い時期へ、体も疲れがでてきたりといった変化があるものなので、試合を重ねながら調子に合わせるように微調整を繰り返していきます。
パターやウェッジといった、契約に入っていない場合が多いクラブに関しては、やはりツアーが始まってからの方が、様々なものを試すことが出来るようです。
アマチュアゴルファーさんからしたら、羨ましい状況だと思いますが、練習場にはたくさんのクラブが並び、練習グリーンにはパターが溢れんばかりにずらっと並びます。
選手はそれらを試しながら、自分の調子とイメージと相談しながら新しい武器を手に入れていきます。
道具にこだわるのもまたゴルフの難しさでもあり、楽しさでもあるというのは、プロゴルファーも一緒です。
さあ、今年は一体誰がどんなドラマを繰り広げてくれるのか。
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