レポートが続いてしまいますが、今回は番外編ということで…
「第14回　オフに多い行事」でもキャディの結婚式について少し触れましたが、今回は具体的にある結婚式＆披露宴をレポートしたいと思います！

先日出席させてもらった結婚式は、第26回で紹介させていただいた高橋大輔君の結婚式です。
今年は宮里優作選手のキャディをしている彼。男子ツアーの空き週を利用しての結婚式ということで、関係者にしては珍しい暑い時期の結婚式となりました。
我が家も夏用のフォーマルが無い！ということに気づき慌てて買いに走りましたが、出席した他のキャディもみんな同じようなことを言っていました。

場所は名古屋。
休みの間は全国各地に散らばっている選手、キャディは、披露宴に出席するため飛行機や新幹線を利用して続々と集まってきます。
披露宴の途中、新婦がおめしかえのために中座するとそれを待っていたかのように選手の周りには写真やサインを求めるお客様がよってきて自然と人だかりができます。
キャディはというと、そんな選手を「大変だねー。」と思いながらも、あまり気にせずお気楽に歓談。
結婚式に限らずこういったパーティのような形式のときは、キャディの集まる場所が関係者の憩いの場になることは少なくありません。
最近はタバコに対するイメージがあまり良くないので、タバコを吸う選手は吸いたくなるとキャディの集まる場所にコソコソとやって来て一服ということもあります。

今回の披露宴に出席したプロは4名。プロキャディは9名。
しかも主賓席に座ってしまった、プロの中でも特に賑やかな人たち。
披露宴といえば厳かな雰囲気で始まりそうですが、主賓挨拶で上田諭尉プロ、乾杯の音頭で宮里優作プロとなったら盛り上がらないはずも無く、「かんぱーい！」の声と共に新郎新婦の元へ集まっていく選手とキャディ。他のお客様たちのことを忘れての賑やかなお祝いムードに包まれてしまった前列。大丈夫だったのでしょうか。
キャディの友人代表の挨拶には「硬いぞ！」と茶々を入れ、キャンドルサービスではキャンドルに悪戯する。こういったことも見慣れた風景。キャディの席はビールもワインもボトルでの注文。
披露宴が2次会のようになってしまった気がしますが、一緒になって喜んでしまうのがキャディ流のようです。今回は選手が先頭切ってくれました。
披露宴でいつも思うことは、プロが出席していると空気が華やぐということと、主役を忘れてはいけないということ。

さて、私が最も尊敬するジャンボ尾崎さん専属キャディ佐野木さんのとある披露宴でのスピーチの一節をお借りして、レポートを締めくくりたいと思います。

梅に鶯。　ジャンボに佐野木。　大輔君に弘恵ちゃん。　お互いに助け合い末永くお幸せに。大輔君、弘恵ちゃん、おめでとう！