男子ツアーではよく見ることが出来た外国人キャディさんですが、最近は横峰さくらプロのジョン・ベネットさんを始めとして、女子ツアーでもよく見るようになりました。 そんな中、ずっと日本の男子ツアーのみならず女子ツアーにもいた外国人キャディさんが、今年の全英女子オープンで大活躍をしました。
ディーン・ハーデン Deane Herden
出身… オーストラリア 年齢… 44歳 愛称… ディーン (以下、ディーンさん) 優勝回数… たくさんしました! 主についた選手… ジャック・ニクラウス選手、深堀圭一郎選手、不動裕理選手、クレッグ・パリー選手、ピーター・シニア選手など、多数。 今年の選手… 主に申ジエ選手
そうなのです。 全英女子オープンで優勝した申ジエ選手のキャディをしていたのがディーンさんです。
ディーンさんとはお互いに男子ツアーでキャディをしている頃に知り合いました。 その後、私が女子ツアーを主戦場に変えた年、ディーンさんも同様に女子ツアーにやってきたのでした。
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左、いえいえ右がディーンさんです。オーストラリアにて。 |
私の海外の試合が増えるにつれて、私の英語力ではなかなかまともなキャディができないというジレンマに陥りそうな状況でしたが、そんな時いつもディーンさんがコースチェックに誘ってくれたり、お友達のキャディを紹介してくれたりして、大変助けてもらいました。 アメリカの男子ツアーで活躍するキャディさんも紹介してもらいました。
そこで思ったこと。 「日本のプロキャディはまだプロとは呼べないレベル」と言われることがあります。 それが、キャディとしてのレベルの低さなのか、プロとしての意識の問題なのか、それともプロキャディという立場のことなのか、言う人それぞれに考えがあるようです。 何を基準としてそう言われるのかもわかりません。 ただ、私が海外で活躍するキャディさんたちと知り合う中で感じたことは、みんなそれぞれに自分のキャディに対する自信と誇りを持っているということ。 そういった自信がプロ意識をより高め、それに伴ってその「レベル」と言われるものが上がっていくのだろうと思いました。その意識の高まりが環境をも変えていく力になっていくのかもしれません。 そして、彼らが共通して私に教えてくれたことは、人間としての温かさ。人と人とのつながりの大切さでした。
ディーンさん、ありがとう。そして、これからもよろしく。 |