全トーナメント終了。
それでもまだLPGA新人戦加賀電子カップ、Hitachi 3Tours Championship 2008などの大会や表彰式もあり、寂しくなるのはもう少し後。

ツアーが終了しても、プロにとってゴルフは常に身近にあります。

テレビ撮影やプロアマ戦などのイベント的なものや、ゴルフ場に所属しているプロはラウンドレッスンなどもあるでしょう。来年用に新しいクラブが出来上がってきたりもするのでその試打といったこともあります。
プライベートでラウンドするプロも意外に多く、オフだからトレーニングを始めるまで完全休業ということはありません。トレーニングも本格的ではないとしても、毎日続けられていることがほとんどです。

ゴルフ以外の仕事が増えるのも、オフシーズンならでは。
様々な形でお呼びがかかり、CMやテレビ番組などの撮影や、雑誌の取材、トークショーといった仕事が入るプロもいます。シーズン開幕直前の2月には、東京ビッグサイトで開催されるジャパンゴルフフェアもあり、シーズン中とは違う忙しさを味わうことになります。
新人の女子プロゴルファーの方達には、今週末に新人研修が待っています。

さて、キャディの場合はどうでしょう。
オフシーズンに何をしていたかと質問すると、多くのキャディが「アルバイト」と答えます。
プロと同様にプロアマ戦などのイベントの仕事があります。しかしそれはキャディとしての場合もありますが、裏方の業務をすることも少なくありません。
オフシーズンは約3ヶ月間という短期ではあるけれども、その間はしっかりと働くことが出来ます。1年の4分の1の時間が空いているわけですから、そういった1日2日のアルバイトだけで、その他の日はトレーニングだけしてただ遊んでいるなんてことは到底できません。
アルバイトをしていたというキャディの中で、ゴルフ場でキャディをしたという人が多数。キャディの仕事が大好きなのか、ゴルフが好きで片時も離れたくないのか、キャディの技術をもっと磨こうという思いなのか理由は人それぞれ。確かに最も身近な仕事であることは間違いありません。
逆に、ゴルフとは全く関係の無いアルバイトをする人もいます。
居酒屋、植木屋、ワインバーのバーテン、パチンコ屋の店員、事務所の電話受付…等。
私は家庭教師をしていたので、オフシーズンは丁度受験へのラストスパートで忙しくなる時期でした。
トレーニングの時間も作りつつ、キャディを忘れて仕事することもまた良いものです。

それぞれのオフシーズン。今年はどんな過ごし方しましょうか？