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プロキャディ 小田美奈コラム
毎週月曜日更新

第133回 お洒落は手元から

2009.5.18

ゴルフ用品がお洒落になってきている昨今。
以前はキャディバッグやヘッドカバーと自分の服装でしか個性を楽しむことができなかったような気がしますが、最近はクラブにもお洒落なこだわりを見せて楽しむことができるようになりました。それはグリップの色や柄です。
クラブは普通そう簡単に買い換えることはできませんが、グリップの色やデザインを変えるだけでもちょっとしたお洒落気分を味わうことができるようです。
プロゴルフ界でも、選手自身のラッキーカラー、イメージカラー、気分などに合わせた個性的なグリップを見ることができるようになりました。
視界に入ってくる色には人体に何らかの影響を及ぼす力があるということが、最近ではよく知られるようになり、様々な形で応用されるようになってきました。
赤はその物体を近く感じ、青は遠く感じるという距離感の違いは元々よく言われてきましたが、赤に囲まれると体温が上がる、青は下がるといった人の精神的な部分への影響まで解明されてきました。
色が人間に影響を及ぼすのなら、ラッキーカラーと呼ばれるものが本当にあってもおかしいことではありません。この色のウェアを着ると成績が良いというジンクスも、もしかしたらこの色による影響の一つかもしれません。
そして、それが自分のラッキーカラーだと信じてしまえば、その色を見ることで心が落ち着くという相乗効果も得られますね。
必ずしもそういった科学的な根拠に基づいて色を選んでいる人ばかりではありませんが、自分の好きな色をクラブと自分をつなぐグリップに使うというのは、とても意味があるような気がしませんか?
テーラーメイドさんの女子プロ担当、宮野君です。今は色々なグリップがあるんですよと教えてくれました。
テーラーメイドさんの女子プロ担当、宮野君です。今は色々なグリップがあるんですよと教えてくれました。

そういった「精神的な部分へのプラス」を考えてグリップの色を選ぶのも一つの選択方法になりますが、本当はもっと単純な理由で色を選ぶことの方が多いようです。
例えば、ウェアがピンクであることが多い場合、やはりグリップもピンクにした方がコーディネートされているように見えてお洒落ですよね。
キャディバッグが綺麗な水色の場合、グリップも水色だったら取り出すときに映える気がします。
時には、最近成績が伸び悩んでいるからという理由でグリップの色を変えてみるなんてこともあり、簡単にできる気分転換方法の一つとも言えます。

パターのグリップに自分の名前を入れたり、自国の国旗を入れたりするなど、とても個性的なものが続々増えてきています。
どういったグリップにしようかと選ぶことも考えることもできるようになり、小さな部分ではあるけれども新しいゴルフの楽しみ方の一つになってきているのではないでしょうか?
ゴルフコンペの前にはグリップの色にネイルを合わせるなんて、女性ならではの楽しみ方をしても良いかもしれません。

ただ一つ問題点を挙げるとするならば…、汚れが目立ちやすいということ。これはキャディならではの悩みなのかもしれませんが、グリップ磨きを頻繁にしなければならなくなるのでその点だけはご注意を。
 
次回更新予定:2009年5月25日

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