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プロキャディ 小田美奈コラム
毎週月曜日更新

第135回 練習ラウンドの風景

2009.6.1

先日、ある女子トーナメントの練習日にお邪魔してきました。
月曜日だったのですが、その大会が女子には珍しい4日間競技であったためか、その前の週が同じ関東内での大会であったためか、とにかく多くの選手、キャディの姿を見ることができました。
私も10時ちょっと前にスタートした組について、ハーフほど歩いてきました。
大会本番は、1組に選手3人とそれぞれのキャディで、合わせて6人でのラウンドという形が普通です。練習ラウンドでは選手4人にキャディ1人という形もよく見かけますが、最近では専属のキャディをつけている選手も多く、そういった形も減ってきているように感じます。選手4人でそれぞれにキャディがいると、全部で8人がコース内にいることになり、全員がグリーン上に乗るなどすると大変狭く感じます。
しかしこれはプロの練習ラウンドではよく見ることのできる風景です。
選手やキャディだけでなく、コース関係者や競技委員さん、取材中のプレス関係者、コーチ、選手の家族などが(もちろん歩くだけですが)一緒になってラウンドすることもあり、気づけば大集団になってしまっていることもあります。
もちろんそういった組はとても目立ちます。
私がついて歩いた組は、選手3人とそれぞれのキャディの6人でのラウンドでした。
途中に数名のキャディさんがコースチェックで合流しては追い抜いていくので、多いときには10名ほどになったことも。
見慣れないと違和感がありますが、練習ラウンド中には本当によく見ることのできる風景です。
これだけの人がいるとさすがに狭い。
これだけの人がいるとさすがに狭い。

練習ラウンドは、基本的に普段行動を共にする仲間とのラウンドが多く、女子の場合は同期同士の組が多いようです。(男子の場合は、地方や大学で別れることが多いような気がします。)
明るく和気藹々と、それでいて真剣にプレーし、時には情報交換をしながらラウンドは進みます。
特にグリーンまわりでは、選手それぞれが真剣にアプローチとパターに時間をかけている姿を見ることができます。グリーン周りの気になるバンカーは、全ての選手が練習をします。キャディもグリーンの形状や、逃げ場の再確認をし、選手にボールを返す作業をこなします。

仲良し同期グループでした。
仲良し同期グループでした。

普通のラウンドよりグリーン上で時間がかかってしまうためどうしてもコース内で混雑してしまい、ハーフに3時間かかってしまうこともよくあります。

選手の練習に興味のある方や、もっと普段の選手の姿を見てみたいと思う方には練習ラウンドの日にギャラリーをしに行くことをお薦めします。
しかし、練習ラウンドを公開しているかどうかは大会によりますので、まずは大会の主催者や運営会社、もしくはコースに一度確認してみると良いかもしれません。
 
次回更新予定:2009年6月8日

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