埼玉県の狭山ゴルフ・クラブにて、5月27日から4日間にわたり開催されたダイヤモンドカップゴルフ。
天気は4日間を通して、晴れ間もあり、雨もありと、春らしく変わりやすかったようです。
その初日に行ってきました。
私がコースに着いた時は曇り空。５月末にしては涼しく、とても過ごしやすく感じました。ところが、その数時間後にまさかの土砂降り。クラブハウスに駆け足で戻ってくる青木功プロの姿が印象的でした。

今大会のギャラリープラザやイベント等は他の大会と比べると、少々さみしく感じられましたが、純粋に観戦だけ楽しむには最高のコースでした。
開催された狭山ゴルフ・クラブは、圏央道の入間インターから近く、都心からは電車・車どちらでも便利。コースは平坦で木々でセパレートされたホール毎の間隔も狭く、ショットとパターが一つの場所で見ることができます。木陰に敷物を敷いてのんびりと観戦するのも良いし、歩いて観戦するのも楽なコースです。
そのためか、絶好の観戦日和とは言えない天気にも関わらず、たくさんのギャラリーで溢れていました。

そんな中、非常に気になったのはギャラリーのマナー。
ここ最近、テレビや雑誌といったメディアを通して、ギャラリーに向けたお願いを呼び掛けているのを見かけます。しかしながら、実際の現場では状況が改善されているように思えず、むしろ少々悪化しているようにも見えました。

まず、携帯電話をマナーモードにしない人。
鳴った電話を受けて、しかも普通に会話してしまう人。
携帯電話で写真を撮る人…
携帯電話に関わる問題は、もう何年も前から注意を呼び掛けています。
それでも全く改善されていないのが現状です。何故なのでしょう？
会話している声がどれほど選手の耳に届いているのか、携帯電話のシャッター音がいかに選手の集中の妨げになるのか、想像してください。

そして、お目当ての選手しか見ていない人。
お目当ての選手のプレーが終わると、一緒にプレーをしている選手のことはお構いなしに動いたり、後ろの組の選手がもう打とうとしているのにフェアウェイを横切ったり…。
クラブハウスに戻ってしまった選手のサインが欲しくて、警備員に「クラブハウス内に入れてくれ」と執拗にお願いし、ダメだとわかると今度は「あなたがサイン貰ってきて」とお願いしている方もいました。
その選手はどう思うでしょう？自分のファンのせいで他のプロや関係者に迷惑をかけてしまったら…？

トーナメントの楽しみ方は、人それぞれ。
ただ、少しだけプレーする側の気持ちになっていただけたらと思います。