選手を支える存在は、キャディだけではありません。
キャディはロープの中だけ、それ以外は単なるクラブ磨き＆ボール拾いになってしまうことは珍しいことでもなんでもありません。
選手を支える存在として挙げられるのは、キャディ、コーチ、トレーナーさん、メーカーさん、マネージャーさん、後援会の方などなど。その中でも選手が自分を磨くために必要な存在といえば、コーチ、トレーナーさん、メーカーさんが主です。

メーカーさんは、ほぼ毎週工房付きの大きなバスにたくさんのクラブや道具を乗せて、遅くても火曜日にはコースに来ます。 練習場で所属の選手の様子を見て色々な注文を受けたり 、時には選手側からも練習の合間を利用して、バスに足を運んでクラブを調整したりします。バスを所有しないメーカーさんは練習場やクラブハウスに待機して、選手からの注文を受けています。
キャディの火曜日朝一番の仕事は、選手が使っているメーカーのバスにボール、グローブ、タオルを取りにいくこと。それぞれ違うメーカーだったりすると、何台かのバスをまわることになります。

同じ選手の世話をするトレーナーさんやコーチはそれぞれに情報を交換し合ったりして、その選手にとって良い形に近づけていくためにはお互いどうするかを話し合い、選手をサポートする体制を作り上げています。
もちろん全ての選手にコーチやトレーナーさんといった人がいるわけではないし、コーチがキャディを兼任している場合や、ツアー専属のトレーナーさんを利用する場合など形は様々ですが、選手は自分に合った形で、そういったサポーターを見つけ、帯同したり、利用したりします。
キャディがスイングを見ることは、今でも少なからずありますが、コーチをつけるパターンが定着したようです。
私の場合は珍しいゴルフ下手のキャディなので、ラウンドが終われば後は片づけまでただクラブを拭いたり、練習グリーンやアプローチ練習場ではボールを拾って選手に返したりするだけ。コーチの言っていることに耳を傾けたり、選手の調子を探ったりするぐらいで、それ程大事な仕事は無くなる場合がほとんどです。

ちなみに、キャディも体のメンテナンスのためにトレーニングするだけでなく、整体や指圧などの施術を受けることがあります。なんといっても体が資本の仕事ですからね。
私もお気に入りのマッサージの先生が各地にいます。
仕事のためと称して、ちょっと贅沢な気分でゆったりとくつろぎリフレッシュ。最高です。